2011年2月14日 (月)

おもひは遠し緑にとけて

まだまだ寒い日が続きますね。

私も風邪を引きかけてしまい週末のあいだ眠り続けた週末がありました。
でも、やっぱり睡眠ってすごいです。回復しようと体が欲しているからなのでしょうか、
ぐっすり眠った後はスッキリします。

さてさて、同窓会のお話し。 
ひとくちで25年といっても生まれた赤ちゃんが社会人になっている年月ですから、
振り返るほど自分の歴史がもうこんなにあるの?というやや複雑な思いも混じっていたりします。

十代といえば、今の自分の子供たちの年齢ですから、本当にまだまだ子ども子どもしていて
いったい自分はこれからどこに向かって行くのか?など考えもしなかった年頃。
それだけに『剥き出し』という言葉がぴったりな気がします。少なくとも私はそうだったような。

懐かしい友だちと会って、昔話に花が咲き、「あなたはこんなひとだったね」なんてことを
聞くのはとても面白いですね。
それぞれの印象や自分では忘れているエピソードを
おくびもせずに話せる間柄ってとても貴重だと思います。

中、高校と毎年クラス替えをしていた学校ですが、結局最後まで一緒になってないひともいて、
結局全員の名前と顔を覚えられないまま卒業するような(マンモス)女子校。

他の学校を知らないのでなんなのですが、お互いに、同窓会で初めまして。
の感覚に近い人もあったような。。。そんなものなのでしょうか?

それでも、いやいや、記憶ってすごいです、よく覚えられる容量が決まっているから
過去のことはどんどん忘れて行く。
とは聞きますし、実際こういうことかな。と特に最近思うことがあります。が、

『記憶の掘り起こし』って、できるものなのですね。 ただし、人の力を借りねばなりません。

例えば、ちょっとした一押し、「なんでぇ ○○やんーー」という声がしますと、途端、
小さなエピソードが飛び出てきたり、
そのひとのフルネームやあだ名が高速回転で
出てきました。

最も笑ってしまったのは、以前から私は、マイケル・ジャクソンの ”BEAT IT” を聴くと
異様に胸騒ぎがしてしょうがなかったんですが、
その胸騒ぎがなんでだったのかもこの同窓会で解決したんです。

神戸には毎年5月に開催される『神戸祭り』があるのですが、なんとそれに
同級生たちで参加した時に踊った曲だったというのです。

初め、「へぇぇ? 神戸祭りぃ? そんなん 出たっけ?」と私。
「えええ?覚えてないのん? あんなに練習したやんか 毎日毎日さー」
「あ、ちょと待って、衣装はオレンジでもしかしてポンポン持った?」
「そうそう、持った持った!」「じゃあさ、曲はマイケルの BEAT IT やったんとちゃう?」
「、、、、、そうやったけ?」

今度は友だちが忘れていました。今度は私が「なんでぇ こうやって踊ったんとちゃう?」
「ああ!そやったそやった!」てな具合に。笑

また、中一の時に同じクラスにとてもきれいな英語の発音をする人がいて、
ずっと印象に残っていたので
その子に会った時に、
「ねぇ、○○ちゃん、やっぱり英語を使う関係のお仕事に就いてるのん?」と聞いてみました。

するとどうでしょう?すごくびっくりした表情で、
「え!? どうしてわかったん?今私、インターナショナルの学校で教鞭をとってるんよ」
なぁんてことも!

しかし、あっという間にあの頃の自分たちに戻るものなのですねぇ。恥ずかしいくらいに。

若い頃、おばさんたちが嬉しそうに集合写真を撮る姿を見ましたが、まさに、アレです、アレ。

実行委員が学校まで行き、録音して来てくれた『予鈴』に笑い、毎年運動会で踊った
学院音頭もしっかり踊りました。

200人が輪になり、ホテルのバンケットルームで踊る姿。想像してみてください。
思わず無表情に佇む若いホテルマンに、「もしかしてめっちゃ オバちゃん?」と聞いてしまいました。
ホテルマンはさすがです、吹き出しもしないで「いえいえ」と言ってましたが。。。

しかし、大勢で大笑いするって本当に楽しいものですね。
私も初めての体験だったのですごく興奮して顔がずっと緩みっぱなし、笑いっぱなし。

時々ちょっと泣きそうにもなりました。
壇上でスピーチしてくださった恩師らの話のなかでもドキン。としたことがあります。それは、

「あの頃の私たちは、今のあなた方より年下でした」。。。。(会場騒然)

言い訳にも聞こえたのは私だけでしょうか(笑。 それは冗談ですが、

凍りつくほど怖かった風紀の先生でしたが、心から嬉しそうな表情を浮かべられるのを見て
ああ。今この年齢になった自分だからこそわかる。 そんなこともありました。

中学生時代、2年間だけ陸上部に所属していたのですが、顧問だった恩師が、
「あの時は 悪かったなぁ 君を強化選手にしたいばかりにちょっとばかりしごき過ぎた。
いやぁ すまん。いつか会えたら言わなくてはと思っていたんや」

驚きました。当時は『鬼コーチ!なんで私ばっかり。』と思っていたのですから
これにもう本当にびっくりしてしまいました。
そしてなんだかまた嬉しくなってしまいます。

私の担任だった先生は高校生の時にモデルの仕事を始めたことを一番応援してくれていました。
お礼のメールを送らせていただいたら嬉しい返事が来ました。抜粋してここに残そうと思います。


>昨年末は奇跡のような邂逅を遂げてまだまだ興奮冷めやらぬ私です。


私も、久々にあなたの元気なお顔を拝見できて嬉しかったです。


>振り返ってみれば、自分の進んできた道に間違えはなかったと感じながら 
>それでも後悔することは沢山あるものですね。

あるある、どんな道を選んでも後悔はつきもの。
でも、そのときしかないチャンスを見逃してしまっていたら、
きっとあなたは今よりもっともっと後悔していたはずです。


>でもあの豊かな年頃に先生に受け持ってもらって、よかったな。 
>っていつも思うんです。

嘘でも嬉しい一言です。
でも、私もあなたに出会えてよかったです。
あなたもとっても温かくて優しい人間ですよ。

遠い過去からの友だちや先輩、恩師からあたたかい声をかけてもらうと
本当に心が晴れ晴れとするんですね!

元気とエネルギーをもらいました。

そう、そしてこんな気持ちをしっかりと支えてくれた今回の実行委員さんたち。
仕事と子育ての合間を縫っては集まり、企画立案、場所の確保や予算立て、
散り散りになっている同級生たちの居所探し、
案内状書きに、恩師たちとの連絡相談、
出欠の整理から電話連絡と、何ヶ月もかけてその準備にあたってくれていたそうです。

なにでどうかえせばいいのか、スゴ過ぎて皆目検討が着きません。ごめんなさい。

でも、
本当にありがとう!感謝でいっぱい。
楽しかった! 本当に。

2011年1月20日 (木)

2011年もよろしくお願いいたします。

Mamachanme
明けましておめでとうございます。
今年のお正月はお天気にも恵まれ気持ち良く過ごせた方も
多いのではないでしょうか?

さてさて、年末の高校同窓会は大いに盛り上がりをみせ、
旧知の間柄にして新しい人間関係を築いて行くワクワク感を覚えました。
記憶ってすごいな、と思ったのは、25年間一度も思いだしたことがないもの
であっても、それに関連する話や顔を見ると、ビニールプールのように
ムクムクと膨れ出し形になっていく感覚が起こるんですね。

鮮明なものしか残らないと思っていましたが、人の手を借りると
記憶を引き出すことができるのだと実感しました。
いやぁ 歳をとるのも悪くないですね。 でも、まぁ、多感な時期のこと
だったからなのかもしれませんけれど。。

このお話しはまた次回にさせていただくとして、年末から年明けに掛け、
今年はママちゃん(お姑さん)と私。二人で年越ししてきました。
神戸にいた私に、急な仕事で帰省できなくなったと、東京の夫から連絡を受け、
相談した結果、私は単身伊勢へと向かったのでした。

神戸からJRで大阪へ出て、環状線の鶴橋から近鉄電車に乗り換え伊勢へ。
ほぼ予定時刻通り、伊勢駅に到着。合流したらその足でお目当ての
レストランへ食事に行こうという段取りでした。

スピードが落ち、ゆっくりとホームに入って行く列車の窓から改札を覗くと、
ママちゃんの隣には見覚えのある美人がにっこり手を振り返してくれます。
おお!伊勢出身の友人であり、渋谷の女社長、そして先日のチュニジア
大使館昼食会でもお世話になった、滝沢奈穂さんでした。
(詳しくはこちらで!http://ameblo.jp/shibuyanoonna/entry-10742611720.html

ちょうど彼女も帰省のタイミング。でも、きっと夫に頼まれたのでしょう。
私と無事合流できるようにと母のそばにいてくれたのでした。
おまけに奈穂さんを迎えに来ていたお父様の車でレストランまで
送ってもらう始末。。うう、なんと心優しい彼女、そしてお父様。
ありがとうございました。

というわけで、私たちは伊勢は川崎にある『虎丸』まで無事辿り着くことが
でき、美味しい日本酒を飲み、とれたての海鮮料理に舌鼓を打ちながら
あれやこれやとおしゃべりして二人で酔っぱらうまで過ごすことができたのでした。

嫁と姑が二人で過ごす年の暮れ(笑)。

翌日も鍋をつつきながら、アルバムを広げてみたり、おこたに入ってまた乾杯。
元旦にはお墓参りも行きまして、ゆっくりお茶を飲んでからピアノ演奏も
聴かせてもらいました。

私はお礼にお化粧してあげようと思いました。
素直に目を閉じるママちゃんをみて 胸がトクン。 と鳴りました。

心が広く、柔らかで大らかなママちゃんの感性に頭が下がります。
子どもっぽくておっちょこちょいな私はこんな母になれるかな~? 

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帰りの新幹線の中から撮った富士山。 すっごくきれいで車内は騒然。

2010年12月27日 (月)

今年もまたあっという間に過ぎて行きます。

今年ももうほんのあとわずかとなりましたね。
なんやかやと盛りだくさんありました。
自分も家族も、それぞれを取り巻く環境や生活が、すっぽりと様変わりというか
配置換えというか、別の形に変化した。そんな実感が湧く年でした。

今年最後の集大成ももうすぐやってきます。
それは高校時代の同窓会。

今日、同窓会のリストが届きました。
不思議なものです。今までチラと「みんな、どうしてるかな?」と考えたことはあっても、
目の前のことに追われてしまい大きな塊としてしか捉えていなくて、時々漠然と
考えては消えていってましたが、こうして具体性を帯びてきだすと、
ひとりひとりの顔が浮かび上がり もう何十年も忘れていたものが
鮮明に蘇ってくるものなのですね。

同窓会実行委員会を結成してくれ、さまざまに動いてくれた結果、
200人も集まるのだそうです。
役員さんたち、本当にありがとう。

思い出やエピソードを交換してみんなでタイムトリップするのが楽しみです。
普段やり取りを聞かせてくれる友達からいろんな昔話を電話で聞き、
びっくりするようなあだ名を思い出したり「そんなことあったっけ?」
話で涙が出るほど笑ったりしています。

25年も経っているのに私の参加を聞いて喜んでくれている恩師がいることも
聞けました。委員の中には親子二代に渡って母校に通っている人も多いらしく、
保護者会などで恩師としよっちゅう顔を会わせては同窓会の参加状況を
報告していたそうです。
うーん嬉しい。 せいたかノッポはこんなとき、得ですねぇ笑
この会の報告はまた後日しますね、楽しみにしていてください。

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さてさて冬至を過ぎていよいよ本格的に寒くなりました。
インフルエンザが流行っているようです、手洗いやうがいをこまめにして
気をつけたいですね。

そうそう、イタリア帰りのお友だちに教えてもらった喉の痛み対策をひとつ。
グラスにレモン三個を絞って蜂蜜を入れて飲み干す。
スプレムータ ディ リモーネ というそう。
スッゴク効くそうですよ。やっぱりビタミンCなんですね。

それでは 皆様 今年も本当にありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします!
良いお年をお迎えくださいね~。
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2010年12月21日 (火)

ニラの花の香りに

先日はお義父さんの三回忌で伊勢の実家へ。
相変わらず金色に光るノンストレスの太陽をいっぱい浴びたお庭には
草花がぐんぐんと育っている。
お義母さんは今日も元気で 満面の笑顔で迎えてくれた。

なんだろう、今回はちょっと余裕を感じる時間の流れ方。
おお そうだ、土日で一泊弾丸帰省なので家族で話し合い、
子供たちにはお留守番をしてもらっていたからだ。

初めてのことだけど、高校生と中学生の子供たちは
「一泊でしょ?行ってらっしゃ~い ご心配なく~~」。とあっさり。

「あら? そうお?ホントに大丈夫?帰りに名古屋にも
寄りたいんだけど。。」
「ダイジョブ、ダイジョブ」。 
「あそぅお?では、遠慮なく行かせていただくね!」

ということだったのでした。でも、さすがに夜はハラハラしたけれど。
朝一番に連絡して元気な声を聞いたら途端に晴れ晴れとした気分に
なってしまった、現金。笑

法要も無事に終わり、ホッとした翌日、電車の時間まで
何をして過ごそうかと相談。
まずはお昼は美味しいものを食べたいね。ということで、
地元でも評判のうなぎ屋さんへ。

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美しい竹林を眺めながら竹炭で炊いたピカピカに光るゴハンと、
やはり竹炭でじっくり焼き上げた香ばしい鰻。
じつは ”うまのり” はお茶農家が経営していて出してくれるほうじ茶も
とても美味。店内にも所狭しと茶道具が並ぶ。

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お腹がいっぱいになったところで、竹林の奥に広がる日本一の清流 宮川の
川縁を三人で散歩することに。

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切り花でも次の年にお庭で立派に咲かせる『草花の魔術師』の母がみつけたのは
土手に咲いたニラの花。
見ると、みっしりと深く根を生やしている。

「ちょとちよっと、手伝って~ 三人で引っ張れば抜けるかも、もう一回!」
母の手は根元を掴み、足は斜めに地を掴み、それを今にも引っこ抜こうとしている! 
母の無邪気な一面に私と主人は大爆笑。

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そしてお次ぎは神宮美術館 へ。
平成25年の第62回神宮式年遷宮の斎行に向けて、
遷宮に奉賛し美術品を献納された美術・工芸家の奉納作品を中心とした
「心とかたち」展が開催されているのを観に行く。

伊勢の太陽は本当に眩しい。眩しいだけでなく、本当に金色なの。
なにか体に悪いものが溜まっていたら全部殺菌してくれそうなほどに。
ママちゃん(本当はママちゃんと呼んでいるのだ!)は数ヶ月前から
ピアノを習い始めた。
先日、ずっと練習していた一曲を発表会で完奏。すごい。74歳からの挑戦。

移動の車の中のニラの香りがぷんぷんとしていたのが忘れられない。
あの時のママちゃんの顔も思い出したら吹き出してしまった。

明るい。っていい。

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2010年11月30日 (火)

Art in You, Tatsuo MIyajima " Warp Time with Warp Self "

宮島達男さんの展覧会に行ってきました。
場所は日暮里にある SCAI THE BATHHOUSE 。
この日はオープニングレセプション。
届いた招待状は鏡のようなカード。

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数年ぶりに東京で展覧会を開かれた宮島さん。
さすが世界で活躍されている方、外国人のお客も多く、
会場は人で溢れかえっていました。
主人からずっと聞いていたのですが、私はお目にかかるのは初めて。

緊張気味に祝辞を贈らせていただきましたが、実際の宮島さんは
とてつもなく気さくでハッピーな方でした。
奥様もご紹介してくださり、(これまたご本人にさらに
輪をかけたような)素朴感にあふれていて、明るい笑顔が
素晴らしい方でした。

発光ダイオード(LED)とデジタルカウンターによる
宮島さんの作品は、六本木ヒルズのパブリックアートでも
有名ですね。

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宮島さんはこれらの素材を一貫して自分の言葉のように
操ります。今回の展覧会のメイン作品、「コレは t(トン)級?」
と思うほどの巨大な鏡にLEDとカウンターヴォイドが
施されており、青や赤色の数字がそれぞれのスピードで
変化し続けて行きます。
(鏡のような招待状の意味が分かりました)

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美術作品の善し悪し(主に後世に語り継がれるもの)は、
ある時点を通過したものをパッと観て好き嫌いと言っている
私のような素人は別として、実は、作家がコンセプトとしている
その背景や浅深、ことの大小、広さ狭さも含め、文脈を読み取り、
その視点から観ることの大事さを恥ずかしながら最近知った私です。

活動するスピードがちがっても、一度も動くことをやめない
数字の羅列は、「死」を表象することによって「生」を喚起する
作品を制作してきた宮島さんの言葉であり、
まさに生命そのものであることに気づかされます。

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つい先日、Yahoo! Japan インターネットクリエイティヴアワード2010で
宮島さんらが核のない世界を目指しずっと取り組んできた平和への活動、
PEACE SHADOW PROJECT が金賞に輝かれました。

戦争は終わらず、経済は破綻に向かい、人々が混迷している世の中と
嘆いているばかりのひともいれば、だからこそ、希望にスポットをあて
声を上げている人たちがちゃんといます。

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Aet in You .   職業や社会的立場など関係なく、主婦だろうが老人だろうが、
自分の生き方を決めた人は強いです。
強いというのは相対的な力やヴァリューのことではなく、自分の心で感じて、
自分の頭で考え、自分の手と足を使って行動できる強さだと思います。
そして、それはなによりも自由な気がします。

展覧会に一緒に行った主人の友人が作品に向かい宮島さんに、
「コレ、どういう意味なの?」と聞くと、
宮島さんは苦笑いしながら、「あのねぇ 本当に大事なことは
何度でも繰り返さないと伝わらないでしょ?」と言っていたのが印象的でした。

自分と向き合い、あなたがあなたと向き合うための装置。
" Warp Time  with  Warp Self " は12/22まで!

2010年11月 5日 (金)

声の魅力 ラジオの愉しみ

1970年代より、中学生や高校生を中心とした一大ラジオブームがありましたね。
私もご多分に漏れず、試験勉強中!という名の深夜ラジオ夜更かし大合戦を
よくやっていました。
眠い目を擦りながら学校に行けば、「ねぇね、昨日の○○聴いた? 
面白かったよねぇ。。あははは」なんて友達とよく話したものです。

自転車にまたがり、港にラジカセを持って海を眺めながらたくさんの
洋楽曲もラジオから教えてもらいました。

1980年、南佳孝さんが歌うこの曲、
『憧れのラジオ・ガール』

♬Radio Girl やさしい声で
 Radio Girl ささやいて
 胸のシンバル 鳴らしながら
 手に入れたい 君なの~さ♪
(作詞は松本隆さん!)

は、オープニングからドキドキしちゃって

♬今夜も独り淋しくスイッチ入れる
まだ見ぬ君の幻 描きながら♪

のところで胸がきゅん。としたりなんかして。

こんな風に歌になるくらい多くの人がラジオに魅了されているんだな。
そして、声が持つ計り知れない魅力は音楽と通じているのだな。と、

今思うと当たり前かもしれないのだけど、あの頃は大発見したような
気持ちになってた。。

ウチの子どもたちも好きな声優さんの話でよく盛り上がります。
声を聞くだけで、「あ!この声、○○さんだよね~ いいね~このひとの声。。」
なんて話すのです。
(最近のアニメブームは角度を変えたら、もしかしたらあの頃のラジオブームと
同じなんじゃないの?と密かに思っている私なのですが、、、)

ラジオの魅力は、その語り手が目に見えないおかげで、想像力をいっぱい
働かせて聞き漏らさないよう集中したり、また逆に、目に見えないからこそ、
とらわれず、自分勝手に他に作業をしながらでも聞き流せるという
両方の利点がある気がします。

こうやって書いていると、声がくれる人間の五感への問いかけは、計り知れないなぁ。

ああ!そうだ!ラジオパーソナリティはいつかの憧れの職業だったことを
思い出しました。

そう、こんなことを思い出させてくれたのには実はきっかけがあって、
“artisan japonais”(アルチザンジャポネ) のパーソナリティ、
長谷川博之さんと小川もこさんとお会いする機会があったからなのでした。

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番組のファンの方には申し訳ない気持ちですが、生のお二人のおしゃべりは
番組さながら、とてもテンポよく楽しくて、また、さまざまなことに造詣が深いのは、
普段から勉強されているからなのだなぁと伺える発言もあり、とても刺激的な
ものでした。

決まったサイズの中で、ポイントをきちんと押さえながらも自由に飛び回って
いるように感じさせてくれるトークのマジック。
人間的な魅力がないとできない仕事だなぁ とつくづく感じた日でした。

それに~ 
ヒロさんももこさんもとてもおしゃれな方たちで、スタイルも良かったー!!

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もこさんとヒロさんとスタッフの方とパチリ。

まさに“憧れのラジオガール”でした。

そして、、、またまた宣伝になってしまいますが、
11/1、11/8(20:00~20:30)のアルチザンジャポネは
長岡も出演させていただいております。
『桜田門外ノ変』の作曲のエピソードなんかも飛び出るかも!?
良かったら、聴いてくださいね。 

http://radiko.jp/player/player.html#LFR

追記 
10/30、声優の野沢那智さんが亡くなられました。
子どもの頃、洋画好きの母の影響で家族でよくTVの前に座りました。
眠い目をこすりながらも、最後に流れるクレジットで何回那智さんの名前を見たことでしょう。
アラン・ドロンの映画をみる度、私の小さな胸のシンバルは鳴っていました。
野沢那智さん、夢をありがとう。ゆっくりお休みください。

2010年10月18日 (月)

『桜田門外ノ変』を観てきました

16日の土曜日から全国東映系でロードショー公開された
『桜田門外ノ変』を観てきました。

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監督は、『人間の証明』や『おろしや国酔夢譚』、
『男たちの大和/YAMATO』の佐藤 純彌監督。

最近、時代劇がとても増え、若手の俳優さんに
あらたな発見があって楽しいですね。
この映画も大沢たかおさんが主演されています。

歴史の教科書には必ず書かれている『桜田門外ノ変』ですが、
そこにはいったいどんなストーリーがあって、
そのことがどういう結果を生み出し、また、現在にどう繋がって
いるのか、私たちは知るすべもなかった気がします。
(歴史的事実に関してこれに限ってではありませんが)

ストーリーは歴史的な時系列と、事件を起こした人たちの運命との
二本立ての構成です。
エンターテインメント性は一切排除されており、テロリズムを
賛美するような映画には、絶対にしてはいけない。という
佐藤監督の、静かだけど、非常に重みのある信念のようなものが
深く伝わってきました。

また、さまざまなシーンの中で、人を斬れる「刀」への扱いが
とてもリアルに感じました。というのも、現代の私たちが
普段あまり考えない“生死観”を深く考えさせられるシーンが
たくさんあり、礎となってきた先人たちと自分がどう向き合えばいいのか、
戸惑うこともたくさんあったからです。

自分が生きているその時代で政治や権力のなかに起きる
相対的な善悪、人が持つ欲望や組織と個人の関わり方など
考えさせられることばかりで、冒頭とラストに映る現在の
国会議事堂のシーンもとても象徴的だったと思います。

この事件をどう受け止め、解釈するか、それはこの映画には
出てきません。
わたしたちひとりひとりが、今の時代に置き換え、それをどう考え、
どう生きるのか、、、
過去の事実を検証することによって問いかけてきているような、
そんな映画でした。

ちなみに、、、ですが、この映画の音楽、ダンナさんが作っています。
精魂込めて作りました。是非、劇場に足を運んで観てくださると嬉しいです。

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2010年9月29日 (水)

数十年ぶり両親と旅行してきました。

この夏は夫と息子の海外旅行や二年前に父を亡くした義母への配慮もあり、
帰省は伊勢だけにして、私の実家への帰省は見送った。
大所帯で動くには時間と費用のバランスが非現実的だったからだ。

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夏の終わりのある日、夫よりこんなひとことがあった。

「これからはお盆やお正月以外にもひとりでお父さんお母さんに会いに帰っておいで。
ひとりなら動きやすいし、子供たちも大きくなったことだし」。

ありがたい。
では、さっそく、連休にひとりで帰ってみようかな。そう思った矢先に
珍しく弟から電話がかかってきた。
普段忙しくて電話でもろくにしゃべれないのに。スゴいタイミング。

聞けばちょうどその頃、両親を連れて旅行に出るという。(えらいな、弟!)
ではそこに私がサプライズで登場し両親をびっくりさせようということに。

まさかこんなところに娘が登場するわけがないと思い込もうとしている
両親の顔ったら、、、(笑)
結果は大成功。

お互いの日常を離れて旅先で過ごす時間は一気に時空を折り曲げて
まるで子どもの頃に帰ったかのようだった。

親はおじいちゃん、おばあちゃんにならず、子である私も母にはならず。
すっきりと「家族」でいることができた。

ただ、目に映る年老いた両親の姿だけがあの頃と違うことを除いては、、、。

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奥飛騨ロープウエー

旅館に着き、母と二人温泉につかって背中を流し合いっこした。
背中を流してもらっているとき、私は何度も泣きだしそうになってしまった。

こうして自分が人の親になり、子供たちの成人する時間もあと数年と迫ってきた今、
過去のいろんなことが蘇ってきて、今までにはなかった思いがこみ上げてきたからだった。
それは子どもの頃の気持ちと親の気持がない交ぜになった想像以上に肌に
突き刺さるような感覚を覚えたから。

思えば親に甘えてばかりだった。

「子供が小さいうちだけよね。家族で一緒にいれるのなんて」
気がついたら自分がこんなことを言うようになった。

そういえばそうなのだ。私は十代で親元を離れてしまったし、弟たちも
社会人となってからは本当に家族皆で揃うのはお盆と暮れとお正月くらい。
独身の頃は時期外れに帰省しても、約束していた地元の友達と出かけてばかり。

実家に帰って、親にぶぅぶぅ言われても自分がしたいことや楽しいことの方を
優先していた。親というのはいつまでも変わらない存在であるという甘えが
あったからだと思う。

そのうち離れたままここで結婚し、子供ができ、慌ただしい帰省を
繰り返してきてしまった。

あっという間に、親元から離れてからもう、25年も経つのだった。

ぶぅぶぅ言うのは 『寂しいよ』。 ということだったのだね。

子どもに上手に甘えられない親の方が多いのかもしれない。長く離れていると、
どうやって会えなかった時間を埋めようかと気を使わしていたのかもしれない。

うるさいなぁ、、としか、思っていなかった自分がいる。
わかって上げれなかった自分の不甲斐なさにげんなりした。

「故郷の親と会えるのは あと何回だろう。と考えてしまう」
といっていた人を思い出す。

私もそんな年になった、親はもっとこの先の向こうにいる。

2010年9月14日 (火)

「ネイチャー・センス展」へ行ってきました

幼なじみの彼女から便りが来ました。
彼女はじつに軽やかに生活の中にアートを取り入れて暮らしている。
日本のどこかで行われている展覧会へも可能な限り出掛けて行く。それが休日
ならば御主人と小学生の息子も連れて。

この夏休みも東京まで来ていたらしい。らしいというのは事後報告だったからだ。
鉄道マニア(俗称テッチャンねー笑)の息子くんと自分が観たい展覧会と
スケジュールをすりあわせたら、過密過ぎて私に会う時間などなかったらしい笑。

それでも「六本木の森美術館のネイチャーセンス展、気持ちよかったよ」。
あいかわらずさらりという。

東京にいる私がチェックしていなかったのがなんとも拍子抜け。というのは、
娘の夏休みの課題に美術館に行ってレポートを書きましょう。というのがあったこと、
すっかり忘れていた。

この夏はなんだか忙しくして、おまけに猛暑もいいとこで(したよね~)
調べなくっちゃ。と思っていてでうっかり忘れてしまっていた。
ちょうどよかったよ、家族で行こう。そして少しでも彼女を見習ってアートに触れよう。

Tokujin
分厚いガラスの板に水の流れを刻印。
吉岡徳仁さんは光や雪、嵐や風など不定型な自然の表情を再現します。
以前、TVで彼の特集を見たことがありますが、とても自然な方で
人懐っこい笑顔が印象的でいっぺんにファンになってしまいました。

Tokujin2

こんなテーブルがあるといいな。
それにはやっぱり森に住むのがいいな笑。とか、、、考えたりして。

篠田太郎さんのこの作品は天井に取り付けられている無数のペットボトル
から同じタイミングで水滴が落ちてきます。数えきれないほどの
ミルククラウンを一度に見ることができます。

Shinoda
フシギな宇宙空間にいるみたい。

Shinoda2

栗林隆さんのこの作品はなんと、張り巡らされた和紙。
私たちはこの下からポッコリと空いている穴から地上を覗くのです。
まるでモグラ、まるでロッキーチャック。

Kuribayashi

栗林さんのお姉さんも写真家で、ネパールに住み美しい写真をたくさん
撮られていました。元気かなー??

Kuribayashi2

「ネイチャー・センス展」というだけあって、この巨大なインスタレーション
にどれだけ浸ることができるか、、、それはアナタしだい笑。
子供たちはたいそう喜んで家族で行くにはぴったりな展覧会でしたよ。
レポートを書く早さもぴゅんぴゅん。
暑さが続きますが11/7までやってますから足を運んでみてはいかがでしょう?

Sky_hills

夕暮れ迫る東京のシティヴューもとてもきれいでした。後ろ姿をパチり。

01tokujin

幼なじみが撮った息子くんと吉岡徳仁さんとの邂逅。とてもいい写真なので
載せましょう。

光の中の鳥たち、水鳥が描く銀雪。とうなりたくなる。これは必見。
詳しくは美術館へGO!

2010年8月26日 (木)

40代主婦 あれやこれ

前回も書いたけれど今年の夏の旅行は父と息子の二人旅。
二人の帰国を待って、お盆は家族揃って伊勢に帰省してきた。

Flag_2

息子にとって父の仕事に同行できたのは
絶好のチャンスだったみたい。ずいぶん刺激を受けて帰ってきた。

とにかく広い。建物がかっこいい。街行く人がカラフル。
通りで聞こえるノイズは日本と変わらない、英語なのに(笑)。
食事や買い物で入ったお店の人が飛ばすジョークが楽しい。
大人が元気だった。と、息子。

高校生で海外旅行と聞けばぜいたくな響きかもしれないが、
実際は国内旅行するより安く上がった。

Breakfast

キッチン付きの長期滞在型のホテルアパートは男子二人に
とっても楽しい空間になったようで、
(しかも値段は通常のホテルの約半分!!)
父が作る朝食の思い出は息子の心に深く焼き付いたようだ。

日常から非日常へ そんな変化は世代が違ってもワクワクさせてくれるもの。

Bus

二学期が始まる九月には息子の学校で三者面談が行われ、それぞれが志望する
コースへと別れて行く。
国公立、私立、文系、理系、、息子はどう考えているのだろう。
もしかすると大学には行かない。と言い出すかもしれない。
そうしたら母親としてどうすればいいのだろう。

夫はなんと言うのかな。
ひょっとして小説みたいに「お前の好きなように生きるといいさ」。
なんて言ったりするのだろうか。 
そんな勇気ある発言、私には無理だな。
「と、とりあえず大学に入ってそれから考えなさいよ」。と言うだろう。
間違いない。

とにかく、この夏休み中に親子で話し合って、担任に伝えなければいけない。
「こんなに早く進路を決めなきゃいけないのでしょうかね」? 
と言いたいところだが。

Stone

来年は娘の高校進学もある。
ああ いつになったら色んなものが整理されて身が軽くなる時期が来るのだろう。
何となくだるい自分の体調と子供の思春期、受験、夫の仕事、体調、親のこと、
40代からはまわりのすべてが他人事ではなくなる。

日本の女性の平均寿命が88歳になったと聞いた。
このまま健康でいれればいいが、なにせ平均と聞けばあと倍は生きることになる。

今までの44年間とこれからの44年。

伊勢の金色の夕陽を見ながら今まで以上に汗ばむ私なのである。

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