2009年7月

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プロフィール

  • Dr.NAO(ドクター・ナオ)

    Dr NAO

    都内某所で「エイジマネージメント医療」を行うクリニックを開業中。
    診療は1日8人限定。 クライアントには政界、財界、スポーツ界、芸能界の著名人が名を連ねる。

    「健康+α」に必要な
    * 栄養療法
    * 解毒療法
    * ナチュロパシー
    * ホルモン補充療法
    * 運動療法
    を駆使し、クライアントニーズである内なる若さ(=健康美)を追求している。

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2009年7月 1日 (水)

「肌の老化」と甘いものの関係

皮膚は人体組織の一つであり、それらはタンパク質でできています。

肌の老化原因は大きく、
*酸化
*糖化
に分けることができます。

よく「紫外線が肌に悪い」といいますが、これも「紫外線によって酸化する」が原因です。

忘れがちなのは「糖化という老化現象」です。

糖化とは「タンパク質を構成するアミノ酸と血液中の糖(グルコース)が架橋形成を起こす」という現象です。

この現象が発生すると、
*タンパク質本来の機能が失われる:柔軟性など
*架橋形成部位が活性酸素の発生部位となる:酸化が促進する
という「老化現象」がおこります。

架橋形成とは「カラメル」ができる行程でよく見られます。

カラメルはグラニュー糖に含まれる「糖とアミノ酸」が「調理熱」によって架橋形成をおこし、
*固くなる(粘りが出てくる)
*茶色くなる
となります(これがカラメルです)。

この現象は皮膚にも発生します。

*血糖
*体を構成するタンパク質
*体温

どうでしょう。糖化を起こすために必要なすべての要素が入っているでしょ?

この老化現象を抑制するには「血糖値を下げる」という方法以外にありません。

空腹時血糖値や食後血糖値を下げることにより、皮膚の糖化を最小限に低下させることが可能です。

加えて「GI値」も重要です。

GI値とは食後2時間での血糖値の目安です。

GI値が高いと、食後に高い血糖値と高いインスリン値を伴いますので、肥満だけでなく糖化現象を促進することになるのです。

食事のGI値を低く保つことは、
*スタイルの維持
*皮膚の若さを保つ
という「健康美」にとってとても重要なことなのです。

クリニックでは「肌のエイジマネージメント治療」として外側からのアプローチだけでなく「内側からのエイジマネージメント:インナーエイジマネージメント」を強く勧めています。

「すでに完成してしまった架橋形成」には、「架橋を破壊する治療」が必要だからです。

2009年6月24日 (水)

カロリー制限だけでは痩せない!

体の正常反応として、カロリー制限を行うと基礎代謝は低下します。

これは「euthyroid sick syndrome:甲状腺機能正常症候群」と呼ばれます(正常症候群って名前って変だと思いません?)。

この現象は「カロリー制限によって甲状腺の機能が低下するのは正常な反応:飢餓反応」という概念によるものです。

甲状腺ホルモンは「元気と活動の源」のようなホルモンです。

元気のためには正常にカロリーが摂取されている必要があり、このカロリー摂取を下げる状態(ダイエット)では元気が出なくなるのは正常な反応なのです。

euthyroid sick syndromeは「甲状腺ホルモン自体の分泌が低下している」というよりはむしろ「活性化した甲状腺ホルモンが低下している」といってよいでしょう。

甲状腺ホルモンは、
*視床下部→TSH:甲状腺刺激ホルモン
*脳下垂体→T4:サイロキシン
*肝臓/腎臓→T3:トリヨードサイロニン
という経路によって分泌/活性化されます。

摂取カロリーが低下すると、脳下垂体からのT4が低下するというよりは、肝臓/腎臓での「T4→T3変換率」が低下します。

実際に機能する甲状腺ホルモンはT3ですので、事実上「甲状腺機能低下症」になるのです。

「カロリー制限をすると消費カロリーが低下する」という正常反応があるのであれば、いったいどうやってダイエットを行えばよいのか?

それには「ダイエット中の活性型甲状腺ホルモン(T3)を維持する」という以外にありません。

そのためには、
*甲状腺からのT4分泌を維持する
ということ以上に
*肝臓/腎臓でのT4→T3変換を維持する
ということが重要になってきます。

それには、
*極端な摂取カロリー低下(返還率を低下させるほどの削減)を控える
*変換に必要な微量栄養素を摂取する
*ストレスをなくす
等といったことが重要となってくるでしょう。

2009年6月17日 (水)

「好き」は本当?

「好き」という感情は、どこから生まれるのでしょう。

よく「私はお米が大好き」「パンが大好き」という人がいます。

それは本当でしょうか?

お米やパンが大好きという人であっても、「白米のみ」「食パンのみ」を食べ続ける人はそういないでしょう。

なぜそれを食べたくなるのか?

「糖質依存」は「アルコール依存」に、とてもよく似ています。

糖質もアルコールもともに、脳内の「セロトニン」というホルモンを上昇させます。

セロトニンは「多幸ホルモン」です。

*幸せな気分になる
*心が落ち着く
*安心する
という作用をもたらします

アルコール依存や糖質依存を起こしている人は、「セロトニン不足」にあると考えても良いでしょう

セロトニンの不足は、最後に「うつ病」を起こします。

ストレス等によって脳内セロトニンが低下している人は、それを補うために「アルコールと糖質」に依存的になってしまうのは仕方のないことかもしれません。

しかし、セロトニンの不足を「アルコールと糖質」で補うよりも、セロトニンを直接補うほうが良いに決まっています。

当院の患者様にも、セロトニン不足を解消すると、あれだけ好きだったアルコールや糖質を「なんであんなに食べたかった(飲みたかった)のだろう?」という人が数多くいらっしゃいます。

「好き」という感情は、冷静さを失いやすいのです(愛は盲目というように)。

「好きな食べ物」も、冷静さを失いやすい食べ物です。

直面した時は「本当に好きなのか?」「本当に食べたいのか?」「セロトニンが不足しているだけでは?」と、疑ってみてもよいと思います。

この日本に住んでいる人に「糖質の不足」という人はまずいないでしょうから。

2009年6月10日 (水)

痩せるのは夜である

「痩せる」を「脂肪が減少する」と定義するならば、最も体脂肪を消費しているのは「夜間:睡眠中」です。

人のエネルギー消費は主に、
*基礎代謝
*DTI(食事性熱産生)
*生活代謝
*運動代謝
です。

全消費エネルギー量は当然ながら日中が高いのですが、エネルギーの供給源は糖質が増加しています。
ところが夜間(睡眠中)は全消費エネルギーは低下しますが、供給源は脂肪がほとんどです。

そして「脂肪のみに焦点を当てたエネルギー消費量」は、夜間のほうが大きくなります。

人のエネルギー消費の70%は基礎代謝です。
これは安静時(睡眠時)も低下しません。
安静時のエネルギー源のほとんどは脂肪ですから、当然かもしれません。

日が落ちてから眠り、朝起きるまでの間が最も脂肪エネルギー消費が高いのですから、その直前(夕食/夜食)に大量のエネルギー物質を摂取することは夜間の脂肪燃焼を妨げることになります。

2009年5月27日 (水)

バストを落とさず痩せるには

女性のダイエットにとって「痩せたい部分を落とす」ということは、とても重要なことなのかもしれません。

一般的にダイエットは「吸収カロリー量を減らし、消費カロリーを増やす」という行為ですが、それによって「どの部分の脂肪が消費されるか?」は考慮されていません。

体脂肪とは「全身に分布する脂肪細胞内の中性脂肪」のことです。

脂肪細胞には「受容体:レセプター」というものがあり、このレセプターが脂肪の取り込み/合成と分解を調節しています。

これに大きく関わるのが「女性ホルモン」です。

女性は生理周期によって分泌されるホルモンが違います。

生理から排卵までの間は「エストロゲン」というホルモンが分泌されます。
排卵から生理までの間は「エストロゲン+プロゲステロン」というホルモンが分泌されます。
エストロゲンの分泌量は概ね「生理~排卵間<排卵~生理間」となっています。

排卵から生理までの期間に分泌されるホルモンである「エストロゲン+プロゲステロン」は女性の体型を作り出します。
このホルモンが分泌されることによって。
*バストの脂肪細胞がカロリーを取り込む=太る
*ヒップの脂肪細胞がカロリーを取り込む=太る
となります。

よく「排卵~生理の期間はなかなかダイエットしにくい」といわれますが、これは単純に「体重/体脂肪量」という意味なのです。

この時期にダイエットを行うことは、単に「ダイエットによって体重(体脂肪)が落ちることのみを生き甲斐にしている」という人にとっては「努力が無駄になっている期間」と考えがちです。

しかし、この時期のダイエットは体脂肪減少の「総量」は少ないのですが、それは「バストとヒップの脂肪が減少しにくい」からで、その他の部位はホルモンによる「脂肪分解のブロック」はなされていません。

よってその他の部位(腹部、背部等)の脂肪減少は行われています。

「女性らしいシルエットを作るダイエット」を目指す人は、数字上のダイエットではないはずです。

そのような人はぜひ「排卵から生理までのダイエット」を行ってみてはいかがでしょうか?

数字上の減少が少なくても、人からは「スタイルがよくなったね」「痩せたね」といわれるはずです。

バストを落とさず痩せるには

女性のダイエットにとって「痩せたい部分を落とす」ということは、とても重要なことなのかもしれません。

一般的にダイエットは「吸収カロリー量を減らし、消費カロリーを増やす」という行為ですが、それによって「どの部分の脂肪が消費されるか?」は考慮されていません。

体脂肪とは、「全身に分布する脂肪細胞内の中性脂肪」のことです。

脂肪細胞には「受容体:レセプター」というものがあり、このレセプターが脂肪の取り込み/合成と分解を調節しています。

これに大きく関わるのが「女性ホルモン」です。

女性は生理周期によって分泌されるホルモンが違います。

生理から排卵までの間は、「エストロゲン」というホルモンが分泌されます。
排卵から生理までの間は、「エストロゲン+プロゲステロン」というホルモンが分泌されます。
エストロゲンの分泌量は概ね、「生理~排卵間<排卵~生理間」となっています。

排卵から生理までの期間に分泌されるホルモンである「エストロゲン+プロゲステロン」は、女性の体型を作り出します。
このホルモンが分泌されることによって、
*バストの脂肪細胞がカロリーを取り込む=太る
*ヒップの脂肪細胞がカロリーを取り込む=太る
となります。

よく「排卵~生理の期間はなかなかダイエットしにくい」といわれますが、これは単純に「体重/体脂肪量」という意味なのです。

この時期にダイエットを行うことは、単に「ダイエットによって体重(体脂肪)が落ちることのみを生き甲斐にしている」という人にとっては「努力が無駄になっている期間」と考えがちです。

しかし、この時期のダイエットは体脂肪減少の「総量」は少ないのですが、それは「バストとヒップの脂肪が減少しにくい」からで、その他の部位はホルモンによる「脂肪分解のブロック」はなされていません。

よって、その他の部位(腹部、背部等)の脂肪減少は行われています。

「女性らしいシルエットを作るダイエット」を目指す人は、数字上のダイエットではないはずです。

そのような人はぜひ「排卵から生理までのダイエット」を行ってみてはいかがでしょうか?

数字上の減少が少なくても、人からは「スタイルがよくなったね」「痩せたね」といわれるはずです。

2009年5月20日 (水)

更年期障害と肥満

更年期を向かえた女性は肥満傾向にあります。

それだけでなく、
*男性型の肥満:腹部中心の皮下脂肪沈着
*内臓脂肪の沈着
*男性型脱毛を伴う
*体毛が増加する
を伴う場合が多いようです。

これには「性ホルモンバランス」が大きく関係します。

女性は更年期になると、
*卵巣からのエストロゲンが低下
*黄体からのプロゲステロンが低下
*エストロゲン/プロゲステロン比が相対的に上昇(プロゲステロンの低下度合いのほうが高い)
*副腎からのテストステロン(男性ホルモン)が相対的に増加
というホルモン変化があります。

一般的に男性ホルモンは「脂肪異化:分解」「タンパク同化:筋肉をつける」というホルモンではありますが、「中途半端な増加」は、
*腹部肥満
*内臓肥満
となる不思議なホルモンでもあります。

女性ホルモンである「エストロゲン/プロゲステロン」は脂肪を蓄えるホルモンではありますが、その沈着部位は、
*バスト
*ヒップ
*大腿部
です(これはその部分の脂肪細胞がエストロゲン/プロゲステロンに反応しやすいからだと言われています)。

加えて、この時期のダイエットはホルモンコントロールが重要です(コスメティックな意味で)。

ただ単純にカロリー制限をすると、
*中途半端な男性ホルモンによる腹部/内臓脂肪は落ちにくい
*それ以外の部位(バスト/ヒップ等)の脂肪は減少
となり「ダイエットによるコスメティックな満足」をまったく得られないこととなります。

このような部分にも「ダイエットはカロリーを落とせば良いわけではない」ということが見え隠れするのです。

2009年5月13日 (水)

なぜ「インスリン」を下げるべきなのか?

低インスリンダイエットというものが一時期流行りました。

これはそれなりの理論があるのですが、多くの場合間違った伝達が行われたようです。

低インスリンダイエットに重要なのは「GI値:グリセミックインデックス」というものですが、
*GI値の低いものを食べれば痩せる
*GI値の低いものはいくら食べても太らない
といった認識が広まってしまいました。

このような話は愚の骨頂で、そんなはずはありません。

低GI食品と言えど「脂肪化するカロリー」は存在します。

それらのカロリーが「素早く入るか?」「ゆっくり入るか?」の違いです。

ではなぜ低インスリンダイエットというものが存在するのか?

それは「インスリンの作用」によるものです。

ダイエットとは「体重を落とす」ではなく「体脂肪を落とす」が目的です。

そのためには「体脂肪がエネルギー材料として分解されなくてはならない」ということです。

インスリンの作用は、
*血糖を脂肪細胞、筋肉細胞に取り込む
*タンパク異化(アミノ酸から糖を作る作用)を抑える
*脂肪異化(脂肪を分解して血中に脂肪酸を増やす作用)を抑える
があります。

3つめに記載した作用「脂肪異化を抑える作用」が、ダイエットにとって問題です。

食事などによって摂取エネルギー量を削減すると、体は体内に貯蔵したエネルギー物質(グリコーゲン、脂肪)を分解し、それからエネルギーを作り出す必要があります。

インスリンは「脂肪異化抑制作用」がありますから、食事制限によって体がエネルギー不足にあるにも関わらず、その成分(高GI食品)によってインスリンが上昇してしまうと、脂肪の分解が妨げられます。

そうすると体は、
*摂取エネルギー量が少ない
*貯蔵エネルギーが使えない
という状態になり、
*代謝低下
*体温低下
*活動性低下
という「エネルギー消費系」がすべて機能停止してしまいます。

食品のGI値をコントロールする目的は「カロリー制限」ではなく、「脂肪分解作用の促進目的」と考えるべきなのです。

ダイエット中はぜひ、
*低GI値食
*低脂肪化カロリー食
*高微量栄養素食
をMIXして行うようにしてみてください。

2009年5月 6日 (水)

男女の消費カロリーの違いとは?

男女の消費カロリーに違いがあることは知っていることでしょう。

この消費カロリーというもの、

一体どこが消費しているのかと言えば「細胞」が消費しています。

人の細胞数は老若男女「約60兆」とあまり大差はありません。

ではなぜその消費カロリー量に差が生まれるのか?

それには「カロリー計算」が大きくかかわります。

カロリーとして計算される物質は、
*脂質(脂肪酸)
*糖質
*タンパク質(アミノ酸)
ですが、このうち体脂肪やエネルギーとなるのは「脂質と糖質」です。



話は少し飛びますが、「男と女」「大人と子供」に体の大きさの違いがあるのは「細胞数」ではなく「細胞が作り出した組織量」が違うのです。

変なはなし、細胞を60兆個集めても、その重さはせいぜい3キロ程度ではないでしょうか?

それ以外は「組織」が占めます。

この組織は「タンパク質」で出来ています

この組織を作り出す量が男女差と言えるでしょう。

カロリーの話に戻します。

老若男女の細胞数が変わらないということは、細胞自体が消費するエネルギー量はあまり変わらないことになります。

では何に違いが生じるのか?

それはカロリーのうちの、
*必要タンパク質量
*組織合成エネルギー量
だと言えます。

男性(特にカラダの大きな男性)は、小さな女性よりも組織を多く組織を作り出す必要があります。

当然、一度出来あがった組織は「修復」が必要となります。

組織を構成するタンパク質は「アミノ酸」から作らなければなりません。

「アミノ酸からタンパク質(組織)を合成する」という行為には大量のエネルギーが必要となります。

よって老若男女の差というものは、
*カロリーとして換算されている摂取タンパク量
*アミノ酸として吸収された食事タンパク質を「タンパク質の再合成」するために必要なエネルギー
といっても良いのではないでしょうか?

要約しますと、ダイエットのためには「脂肪化カロリー:糖質と脂質」を抑える必要があるのです。

脂肪と糖質の摂取を制限し、アミノ酸(タンパク質)の摂取に差をつける

タンパク質摂取量の差は、
*男女差
*加齢度
*筋肉量
によって変化させるべきです。

これがダイエットの基本です。

むやみに「カロリーダウン」を行い、その成分バランスを間違えると、かえって太ることがあるのはこのためなのです。

ダイエットのためには、
*脂肪化カロリーを制限する
*組織化カロリーは十分にとる
*4つの消費エネルギー量を上げる

これが基本であることは間違いありません。

2009年4月29日 (水)

マクロビィオテックって何?

マクロビィオテックについてのご質問がありましたのでここで。

本来「マクロビィオテック」とは食事法のことではありません。

「長寿法」のことで「食事法」「生活法」等を広く含みます。

何となく「外国から来たもの」と思いがちですが、実はこれは逆輸入なんです。

桜沢 如一(さくらざわゆきかず)という「思想家/食研究家」が考えた一種の「思想」であり、医学的根拠のあるものではありません。

*玄米、雑穀等を食する
*野菜、海藻等を食する
*砂糖は使わない(蜂蜜等を使う)
*化学調味料は使わない

といった「自然主義思想」から成り立っています。

ここで問題となるのは「動物性の物」についてです。

元々のマクロビィオテックでは、
*小魚は食べる
*体力の低下したときは卵は食べる
といった「動物性タンパク」は食べました。

ここでの「小魚」とは「人が手で取れる大きさ」という解釈らしく、ここからも「科学的方法」ではなく「思想」だということがうかがえます。

彼の考えの元となったのは、明治時代の医師(薬剤師?)である石塚左玄(いしづかさげん)という方で、日本で「医食同源」を提唱した人だったと思います。

これが徐々に世界に広がっていき、最近になって「マクロビィオテック」と名前を変えて日本に逆輸入されてきたと言ってもよいでしょう。

これは私の考えですが、彼らがこの考えを作った時代は明治維新後、欧州の分化が大挙して押し寄せてきた時代で、それによって「日本古来の生活習慣」が崩れ、日本人が体調を崩したのではないかと思うのです。

欧米化した食生活に対し「日本古来の食生活を見直そう」というアンチテーゼだったのではないでしょうか?

マクロビィオテックに関する書籍を読めば読む程「あれ?これって昔の日本人の食生活じゃないの?」と思うはずです。

*玄米食(昔は精米技術がありません)、雑穀食(ひえ、あわ等が主でした)
*野菜、根菜、山菜食
*食べても小魚(大きな魚は昔の人はとれません!マグロも食べませんでした)
*砂糖はつかわない(というよりなかった)
*朝日とともに起き、日暮れに帰宅し、早く寝る(電気もありませんしね)
*よく歩く(交通機関もありません)

当然のごとく「古き良き日本人」が行っていた生活です。

1980年頃でしょうか。

アメリカで「マクガバンレポート」という「欧米食が生活習慣病を引き起こす」というレポートが発表されます。

これを機にアメリカで「伝統的な日本食」のブームがおこります。

スミソニアン博物館にはそのころのマクロビィオテックの資料が「歴史資料として」保存されています。

以前、あるアメリカのドクターに「Dr.Tsuji、君は日本人なのになぜマクロビィオテックを学ぼうとするのか私にはわからない。なぜなら我々は君たちの国を学んでいるのだから」と言われたのを覚えています。

今でも桜沢さんは海外で「マクロビの父 ジョージオーサワ」としてとても有名です。

たしかに日本人がマクロビを知ろうとするのは、我々がアメリカ人に「着物の着かた」を習おうとしているのに近い行為であり、アメリカ人からみるとこっけいなことでしょう。

最後に、その頃の日本人のタンパク源は何だったのか?

*大豆
*小魚
*ときどき卵(高価でなかなか手に入りませんでしたが)

が主です。