予防って?
桜も昨日の雨で散ってしまいました。
「散る」というと淋しいイメージになりますが、
桜が散ると新緑の葉桜が芽吹き夏の訪れを感じさせます。
ちょっと詩人になってしまいました。
桜が大好きなものですから・・・
春はベビーラッシュで忙しいという話は前回しましたが、
それ以外にも忙しさを加速する事があるのです。
それは、動物たちの病気の予防です。
獣医師の大きな仕事のひとつに治療があります。
病気やケガをした動物を治すことです。
非常に重要な仕事です。悪くなった動物に薬を飲ませたり、
注射をしたり。時には手術をする事もあります。
ライオンのケガを縫ったり、キリンに麻酔をかけたりする
こともあります。これらの仕事も大事なのですが、
私が思うにもっと重要な仕事があるのです。
それは、動物たちを病気にさせない。予防することです。
予防にはいろいろあります。代表的なものとして、
予防接種があります。ワクチンを投与して病気に対する
免疫をつくり、病気に罹りづらくするのです。
みなさんもインフルエンザワクチンなんかの注射を
した事がありますよね?あれと同じです。
みなさんは「病気にならないように注射してもらおう」
と自分自身で病院に行き、痛い注射を我慢しながら
お医者さんにしてもらうわけです。
ちなみに私は、注射されるのが苦手です。
はっきり言って嫌いです。するのは好き(?)です。
もちろん動物たちも病気にはなりたくないでしょう。
しかし、動物たちは私たちのように痛いのを我慢して
注射を受けに来てはくれません。病気予防のために、
半ば無理やりに注射するのです。
ライオンなどの猛獣はもちろんの事、日ごろはカワイイ顔
をしたネコちゃんでさえ、注射をしようとすると態度が
豹変します。猛獣です。ネコで猛獣ですので、ライオンや
ゾウは超猛獣です(笑)
一日に100頭を超える動物に予防接種することもあります。
くわえて、大好きな動物からは徹底的に嫌われてしまい
ます。病気にさせないように、心配して注射してるのです
が・・・重要ですから仕方ないですね。
もっと重要な事がありました!それは、病気にならない
体作りです。日々のお世話が、何よりも重要です。
犬であれば、フードや散歩、毛のお手入れなど
日々のお世話が重要なのです。
現在ではそのための様々な、動物のためのフードや
アイテムが販売されています。
→ケンコーコムのペット用品売り場
医食同源!私たちもおなじですよね?!
当たり前のお世話こそが、なによりの予防なのかも
しれません。 と言っている私自身も、食生活は乱れて
います。特に時間が。運動不足も間違いないです。
動物の病気予防を語る前に、自分の生活を見直してみます。
神田先生、こんにちは。
動物の注射は一度だけ見る機会がありました。
他所の動物園になりますが、イワワラビーの注射を目撃したことがあります。
尻尾を掴んでの捕獲は一件乱暴そうに見えましたが、尾の骨が一番じょうぶなので怪我を負わせるリスクが少ない、とのこと。
抱くときも尾の付け根を握って暴れないようにしており、「ああやって暴れないようにしているのだなあ」と感心しました。
ネコぐらいの大きさだったので飼育員さん一人での保定でしたが、大型のアカカンガルーの場合は3人がかりで押さえつけている写真を見たことがあり、大変なんだな、と感じました。
注射・治療の前段階の捕獲・保定も、動物の体の構造を知る上で興味深いと思っています。
人間のインフルエンザは、毎年流行しそうなウィルスのタイプを予測してワクチンを選ぶようですが、動物のインフルエンザもいろいろなタイプがあるのでしょうか? 様々な種の動物がいるため、ワクチンの種類も多くなり選定が難しいのでは、とも思っています。
>ちなみに私は、注射されるのが苦手です。
私も注射は苦手ですね。刺されて痛いことはそれほどでもないのですが、血管が細いのでなかなか刺さらず、毎回もどかしい思いをします。
それでは、また。
投稿: Macropus ridiculus | 2007年4月25日 (水) 16:24
神田先生、こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。
私は猫を飼っていますが、予防注射は大丈夫です。それこそ借りてきた猫状態になって固まるため、その間に注射できるのです。猛獣に変身するのは、むしろ日常の爪切りの時!後ろ足はOKなのですが、前足は触らせてもくれません。エリザベスカラーを巻くこともなく、平和に爪切りができる方法はないものでしょうか?お知恵を拝借できればと思います。よろしくお願いします。
投稿: kikimama | 2007年9月12日 (水) 14:36