冬対策!
今年は“暖冬”との予想ですが、
寒がりの私にとって、寒いことに変わりありません。
基本的に、自由に遊びまくっているので
冬でも元気です。
動物たちは暖冬を感じているのか、
いつもの冬に比べると元気にみえます。
雪が降っても元気です。
人間であるスタッフのほうが
寒がっているような気がしますが・・・
とは言え、飼育員にとって
冬の動物の体調管理は、重要な仕事です。
動物園では、
動物たちの「冬対策」をどうしてるのでしょうか?
人間であれば、
風邪を引かないようにうがいをしたり、
予防接種を受けたりします。
手が荒れてしまう方もいるでしょう。
私も乾燥肌なのでケアしてます。
ちなみにこれが、今年の私の必需品です。
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寒くなれば暖房を入れたり、
服を多めに着込んだりしますよね?
動物たちは、いったいどうしてるのか
考えたことはありますか。
例えば、予防接種。
病気の予防は、私の大きな仕事のひとつです。
予防注射は、いろんな種類の動物に行います。
本当は、注射を動物にしたくはありません。
なぜなら、注射をすると嫌われるからです。
ですが、病気になられては嫌なので、
嫌われるのを覚悟でブチュブチュ刺します。
ライオンの予防接種なんて、80頭ですよ!
80頭のライオンに嫌われる気分は、
なかなか味わえるものではないですよね・・・。
でも、ライオンのためです!
・・・
次に“乾燥肌”対策!
ゾウやサイなどの、表皮に毛の少ない動物は
お肌のお手入れが重要です。
荒れてきてしまいます。
ひどい場合には、アカギレのような状態になります。
それを予防や治療をするのですが、
これも人間と同じです。
クリームです。
乾燥した皮膚にクリームをたっぷり塗るのです。
その量は、半端ではありません。
治療の時には、
1回に2リットルほどのクリームを使います。
すごい量でしょ?
これでは、お金がいくらあっても足りませんので
普段のお手入れは、
オリーブオイルを塗ることもあります。
人間のお肌にもいいようですよ!
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その治療風景は、治療というより
建設現場のペンキ塗りといった感じです。
・・・
あとは“暖房対策”ですね。
昼の間は外で遊んでいますので、
暖房することはありません。
夜間に部屋では暖房を入れます。
キリンやゾウは必ず。
他の動物は
お年寄りや赤ちゃん動物に暖房します。
でも、暖房には欠点があります。
それは、暖房の部屋から出た時に
外の温度と大きな「温度差」が出てしまうことです。
この温度差が、体調不良をまねきます。
そのためスタッフは、
朝になると動物部屋の窓を少しずつ開けて、
室内の温度をゆるやかに外気温に近づけます。
ちょっとした工夫ですが、
この工夫の体調に与える影響は少なくありません。
お宅で飼育されている室内犬、
特に小型犬は、
散歩の前にこの工夫を実践すると
良いかもしれません。
散歩の前に、玄関で10分過ごしてから行く。
といった感じでしょうか。
・・・
最後に、人間で言う“衣替え”です。
これは、わかりますよね?
動物は衣替えをきちんとします。
換毛です。
さっぱりとした夏毛から
モッサリとした冬毛に変化します。
人間は衣替えが大変な作業ですが、
動物は勝手に生え変わります。
その点はうらやましいですね。
「衣替えは大変だ」と書きましたが、これは一般論。
サファリスタッフのほとんどは、
作業着の下は、一年中半袖シャツやランニング。
衣替えが必要ない人が多いのです。
ある意味、
動物よりも野性味のある人間が
多いのかもしれません。

神田先生、こんにちは。
12月生まれの私は、どちらかというと夏の暑さより冬の寒さのほうがマシかもしれません。とはいっても温暖な九州に限っての話かもしれませんが。
サファリに限らず、暑い国から日本の動物園にやって来た動物は、冬でも、いや、むしろ冬のほうが元気な場合が多いようですね。
夏にはグロッキー状態の動物が多いですが、冬のほうが活発に動き回るようです。ケンカしていることも多く、動物園の見どころは冬のほうが多いかもしれません。
しかし冬はインフルエンザが大きな脅威ですし、肺炎にも注意が必要ですね。
動物たちの健康をしっかりとお守りください。また先生御自身も御体を大切に。
>もう日本国内の動物園は制覇しましたか?(前回のエントリー)
基本的に出不精なので、日帰りで行ける福岡や北九州までしか出かけたことがないのです。
来年はもう少し行動範囲を広げたいと思っているのですが、どうなることやら。
福岡市動物園や到津の森(S先生にお会いしました)も年間パスを作ったので、あと2回ずつ行かないとモトがとれません。
それでは、良い御年を。
投稿: Macropus ridiculus | 2007年12月26日 (水) 19:35