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2007.3 それでも新型インフルエンザにはタミフル

今までヒトが感染したことのない、強い感染力がある新型インフルエンザの大流行に備えて、厚生労働省は26日の専門家会議でガイドラインの最終案をまとめました。
異常行動などが問題となっているタミフルですが、やはり新型インフルエンザにはこれしかないようです。

                                 ケンコーコム薬剤師 中山 美紀

今回の専門家会議では、10代への使用が中止されたタミフル(一般名:オセルタミビル)の新型インフルエンザ発生時の使用について改めて議論され、新型は従来のインフルエンザに比べはるかに重症度が高いと想定されるため、治療や予防用に備蓄を進める方針が再確認されました。

新型インフルエンザに罹患した場合の致死率は発症者の60%以上とされており、もしも日本で新型インフルエンザが発生した場合、最悪のケースでは2,500万人が罹患し、200万人が入院、30~60万人の死者が出ると考えられています。
しかも治療効果が期待できる薬は限られていることから、仮にタミフルと異常行動に因果関係があるとしても、投与した方がメリットが大きいと考えられるということです。
 
一方、予防目的での投与についてですが、ガイドライン案には、感染者と接触した人、家庭・施設内で感染者と過ごした人へのタミフルの予防的な投与が盛り込まれています。また、国内発生の初期で、新型インフルエンザウイルスの封じ込めが可能と考えられる場合には、感染者が発生した市町村内の全住民への投与も想定されています。その場合は、今回、通常のインフルエンザ感染症でのタミフル投与が原則禁止となった10歳代の未成年も投与対象となります。

新型インフルエンザ対応マニュアル(東京都)(PDFファイル)
抗インフルエンザウィルス薬に関するガイドライン(PDFファイル)
新型インフルエンザに関するQ&A(PDFファイル)