デルモコスメティックスとは
なにやら効きそうな響きをもつ、「デルモコスメティックス」・・・
もちろん、“モデルさん御用達の化粧品”という意味ではありませんよ。
フランスにおける、限りなく医薬品に近い化粧品、それがデルモコスメティックスです。
今回メルマガで紹介したビオデルマ以外に、日本でもよく知られているデルモコスメティックスといえば、RoC、アベンヌなどがありますが、デルモコスメティックスとは、ニキビ、アトピー、アレルギーなど、肌トラブルで悩む人のための化粧品を指します。
無香料、無着色、低アレルギー成分で作られた化粧品が主ですが、中にはAHA(フルーツ酸)やレチノールを配合したラインもあり、角質剥離を促すような成分は倦厭される日本の敏感肌用化粧品とは一味違います。ただし品質に関しては、一般的な化粧品よりも、フランスの厚生省により厳しい基準が設けられていますし、メーカー側も臨床実験などを実施し、より高い安全性と有効性を追求しているのだそうです。
皮膚科医が開発に関わっていたり、製薬会社によって製造されることが多いデルモコスメティックスは、たとえばデパートでは、一流ブランドで華やかな化粧品カウンターではなく、薬局コーナーに並んでいて、通常はファーマシーやドラッグストアなどで販売されています。
なぜなら、肌トラブルを治したい人は、まず皮膚科医の診断を受け、指示箋をもらって化粧品を購入するか、薬剤師のアドバイスを受けながら購入するスタイルがフランスでは定着しているからなのだそうです。
より美しくなるためや若さを保つための化粧品は、いわば「楽しむための化粧品」だからデパートで、肌トラブル解消、敏感肌を守るための化粧品は「限りなく医薬品に近い化粧品」だから薬局で、特にこだわりもなくお手軽な化粧品が欲しいならスーパーマーケットなどで・・・と、求める化粧品のグレードごとに、すっきり住み分けできているところは、さすが美の国フランスという感じです。
ちなみにフランスでは、医薬分業が徹底していて、クリニックでは「売る」という行為ができないのだそうです。市販の敏感肌用化粧品や、皮膚科医が独自に開発した化粧品を販売していたりもする日本のクリニックとは、ちょっと事情が違うようですね。