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ホーム > 健康トピックス > 大人をも脅かす「はしか」の流行(2007/5)

「はしか」というと、なんとなく「こどもの病気」というイメージがありますが、現在、都内ではしか(麻疹)の流行が拡大しており、上智大、創価大、駒沢大、中央大、成蹊大そして早稲田大と、大学においても休講措置がとられています。

                                                                                                  ケンコーコム薬剤師 中山美紀

☆はしかの症状は?

はしか(麻疹)は、麻疹ウイルスによって引き起こされる病気で、感染力が非常に強く、はしかの患者1人から、免疫を持っていない人15-20人に感染させるくらいの感染力があるといわれています。
重症な場合には肺炎や脳炎を合併することもある病気です。 また、特に乳児や成人では重篤になりやすいので注意が必要です。

はしかの感染経路は飛沫・空気感染で、感染してから発症まで(潜伏期)10-12日ほどです。発熱、せき、鼻水など「かぜ」に似た症状が3-5日間続いた後、一旦熱が下がりますが再び高熱が出て、顔・首・全身に発しんが現れ4-5日間続きます。この高熱により脳炎を発症することもあります。また、全身の免疫力が低下するため、肺炎、中耳炎などを合併することもあります。
はしかには特効薬はなく、症状を楽にする対症療法のみになります。

☆なぜ、大人のはしかが多いの?

しかし、なぜ、今シーズンは大人のはしかが特に多いのでしょう。
その原因として、近年はしかの発生が少なくなったために、二次性ワクチン効果不全(はしかの流行が減少して野生ウイルスに接触する機会が少なく、ワクチン接種による免疫が低下すること)のひとが多くなり、集団全体としての免疫が低くなっていた可能性が考えられます。
以前は生ワクチン接種の場合、免疫は終生続くと考えられていましたが、前記の理由から「二次性ワクチン効果不全」が増えており、現在ではワクチンによる免疫の持続期間は10年程度と考えられています。

☆ワクチン接種をちゃんとしましょう

また、大人のはしかが多い原因として、10代後半の年齢層でワクチン接種率が比較的低いことなども考えられるとのことです。
わが国における2006年度年齢/年齢群別の麻しんワクチン接種率は、2歳から25-29歳の年齢群でほとんど95%をこえていますが、16歳で90%以下であり、17歳も比較的低いので、この年齢層でワクチン接種歴のない人や検査を受けて抗体がないとわかった人は、早めに接種を受けることが勧められます。

2006年4月1日施行の予防接種に関する政省令の一部改正により麻疹風疹混合ワクチン(以下、MRワクチン)を用いた定期接種が可能となり、同年6月2日から、日本においてもようやく麻疹および風疹ワクチンの2回接種が定期接種に導入、開始されました。接種対象者は、第1期が1歳児、第2期が5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間にあたるものとされています。それ以外は任意接種となります。
なお、患者に接触した時には接触後3日以内であれば、予防接種により発症予防効果が期待できます。