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ホーム > 健康トピックス > ~頭痛と解熱鎮痛薬について~

今回は解熱鎮痛薬をテーマに挙げていますが、「解熱鎮痛薬」とは、日ごろ使わない語句ですよね。漢字で見たままなのですが、基本的に「解熱作用」と「鎮痛作用」を兼ね備えた医薬品です。その効能から、用途に応じて「熱さまし」「解熱剤」あるいは「痛み止め」と呼ばれています。
解熱鎮痛薬の痛み止めの効能は、「頭痛、歯痛、月経痛(生理痛)、神経痛、関節痛、腰痛、肩こり痛、咽頭痛、耳痛、抜歯後の疼痛、筋肉痛、打撲痛、ねんざ痛、骨折痛、外傷痛の鎮痛」と幅広く、腹痛などの内臓の痛みを除けばあらゆる痛みに対応できるお薬ですが、実際の痛み止め服用シーンは、頭痛や生理痛が多いようです。

頭痛にも1)片頭痛、2)緊張型頭痛、3)群発頭痛、といった種類があり、ご自身の頭痛の種類を知っておくと、お薬の服用以外にもできる対処があります。ここで記述する頭痛とは、頭痛を引き起こす他の原因疾患(脳出血や髄膜炎など)がない場合を指します。

                                      ケンコーコム薬剤師 坂本由美子

1)片頭痛
心臓が脈打つようにズキンズキンと痛む拍動性の頭痛発作を繰り返す症状で、吐き気、光や音、臭いに敏感になるなどの頭痛以外の症状を伴うのが特徴です。また、階段の昇り降りなどの日常生活動作で痛みが増すという傾向が見られます。人によっては片頭痛が始まる前に「前触れ」を感じることがあります。前兆のある片頭痛患者は、目の前が眩しくチカチカとして見えづらくなったり、ギザギザ模様の線が徐々に視界に現れたりすることもあります。
このタイプの頭痛は、一般用医薬品の服用では十分な効果が得られない場合が多いようです。近年、片頭痛に効能を持つ処方箋医薬品が開発されていますので、一般の解熱鎮痛薬では痛みがおさまらない、あるいは生活に支障をきたす重い症状にお困りという方は、医師の診療を受けられることをお勧めします。

2)緊張型頭痛
このタイプの頭痛を訴える方が最も多く、頭を締めつけられるような頭痛が数十分~数日にわたって続く頭痛です。片頭痛のような前触れはなく、動いて痛みが増すこともありません。緊張型頭痛は「ストレス頭痛」とも呼ばれ、精神的・身体的ストレスが原因となる場合があります。肩こりから引き起こされるような頭痛は、このタイプにあてはまります。ぬるめのお湯に浸かってゆっくり入浴する、ストレッチなどで体をほぐす、ウォーキングなど軽めの有酸素運動をする、などの対処がお勧めです。

3)群発頭痛
眼の周辺から側頭部にかけて、短時間のキリキリと突き刺すような激しい痛みが起こります。数週から数ヵ月間にわたって毎日出現する頭痛で、夜間や睡眠時等の決まった時間に起こりやすいのが特徴です。 頭痛と一緒に眼球結膜充血、流涙、鼻汁、鼻閉等の症状があらわれます。眼の後ろ側を通っている内頸動脈が拡張して炎症を引き起こすため、目の奥が痛むことが多いといわれており、有病率は低く1000人に1人程度と言われています。
飲酒が発作を誘発することが多いため、飲酒は控えるほうがいいでしょう。

最後に、自称「頭痛持ち」の方へのお知らせです。「頭痛持ち」とは、頭痛を引き起こす脳の病気はなく、慢性的な頭痛に悩まされる状態のことで、その国内人口は約3000万人※と推計されています。4人に1人とは多いですね。頭痛の症状があれば、頭痛薬として解熱鎮痛薬を服用する・・・というのは一般的な行動ですが、頭痛が頻繁で解熱鎮痛薬の服用が連続すると、かえって頭痛が起こりやすくなることがあります。これを薬剤誘発性頭痛といい、頭痛薬の長期間にわたる連続服用には注意が必要です。「同じ痛み止めをずっと服用していたら、耐性ができて効かなくなった」とおっしゃる方がいらっしゃいます。解熱鎮痛成分で耐性のできるものはほとんどありません。もしかしたら、つらい頭痛を何とかしたくて服用しているお薬で頭痛をこじらせている状態かもしれません。薬剤誘発性頭痛が引き起こされた場合、一般の頭痛よりも治療が困難になるケースが多いようです。

下記の<薬剤誘発性頭痛を引き起こす解熱鎮痛薬服用の目安>に該当する「頭痛持ち」の方は一般用医薬品で対処せず、頭痛外来やペインクリニック、神経内科、脳神経内科といった専門医の診療を受けられることをお勧めします。

<薬剤誘発性頭痛を引き起こす解熱鎮痛薬服用の目安>
下記1. 2.のいずれかを3ヵ月以上服用している
1.    解熱鎮痛薬の有効成分が1種類のみ配合      :15日以上/月
2.    カフェイン配合等複数の有効成分配合の解熱鎮痛薬 :10日以上/月

複数の成分が入っている配合剤は薬剤誘発性頭痛の危険性がより高いので、慢性的に頭痛薬を使用する場合は、有効性が1種類の医薬品の使用をお勧めします。

頭痛に有効な市販薬の種類は多く、いざと言うときの強い味方となりますが、必要に応じて医師の診療を受けることも大切です。ご自身の頭痛のタイプや体質などを踏まえたお薬選びで、上手に乗り切りましょう。

※坂井文彦,頭痛の疫学と医療経済学.神経研究の進歩,2002. 46(3): 343-349. / Sakai , F. and H. Igarashi, Prevalence of migraine in Japan : a nationwide survey. Cephalalgia, 1997. 17(1): 15-22.