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ホーム > 健康トピックス > ~「乗物酔い」について~

本来、楽しみなはずの旅行やドライブなどのレジャーでも、乗物に酔いしやすい方にとっては不安感でその楽しみも半減するのではないでしょうか。乗物酔いは深刻な病気というわけでもありませんし、病院で根治できるようなものでもありませんが、本人にとっては本当につらい症状です。同行する家族や友人に迷惑をかけるのではないか・・・という心配にもつながります。皆さんは、乗物に苦手意識はありますか?今回は、「乗物酔い」をテーマに挙げてみました。

「乗物酔い」は、乗物に乗ることで引き起こされ、顔が青白くなったり、冷汗、頭痛、吐き気、嘔吐などの症状が表れます。乗物酔いの主な原因は、揺れや不規則な加速・減速による自律神経系や平衡感覚の乱れといわれています。そのため、乗物酔いは、「動揺病」や「加速度病」という別名も付けられています。

乗物の振動や加速、体の傾斜などの刺激は耳(三半規管)でとらえて脳に伝えられますが、同時に目からの視覚情報も脳に伝えられます。それらの情報を総合的に脳が判断・処理をおこなっていますが、体が揺れや不規則な加速・減速の状況にあると、目からの情報と耳からの情報にズレが生じます。乗物酔いは、そのような情報のズレによって、脳の情報処理が混乱した状態といえます。3D映像の視聴で酔ってしまうというのも、乗物酔いと同じ原理で起こります。多くの場合、経験を積むことで脳が情報のズレを補正するようになり、乗物酔いも起こりにくくなるといわれています。実際に、乗物酔いを起こすのは乗物に乗った経験の少ない子供が多いようです。また、子供のころは乗物酔いをしやすかったという方でも、大人になるにつれて酔わなくなったという話を耳にします。乗物に乗るたびに脳が学習したということのようです。

乗物酔いを経験したことがあるなら、その不快でつらい症状は、できるだけ回避したいと思うはずです。その対策法も、科学的に根拠のあるものから‘おまじない’のようなものまで、様々な方法が伝えられています。ここでは、科学的に根拠のある乗物酔い対策をご紹介します。ある実験によると、「普段は乗物酔いしない」という方でも、「寝不足」「空腹」「車中での読書」「急発進・急ブレーキ」という4つの条件がそろうと、ほとんどの方が乗物酔いを起こすということが確認されたそうです。「急発進・急ブレーキ」は運転手さんにお願いするしかありませんが、他の3条件は自分で回避することができますね。

<乗物酔い対策>

乗る前に・・・
■前日睡眠を十分取る
■空腹や食べすぎを避けて、消化のいい食事を摂る
■からだを締め付けたり、圧迫する服や下着は避ける

乗り込んだら・・・
■読書などはせず、遠くの景色を眺める
■進行方向に向かって座る
■おしゃべりや音楽などを楽しむ

気分が悪くなったら・・・
■早めにシートを倒す、または、横になる
■窓を開けるなどして、風にあたる

また、市販薬にも乗物酔い用のお薬があります。一般的には「酔い止め」と呼ばれているお薬です。乗物酔いへの不安が強い方は、事前に服用されることをおすすめしますが、酔ってしまってから服用しても効果は得られます。せっかくのレジャーなら、万一に備えて用意しておくといいかもしれません。

「酔い止め」の効能は「乗物酔による吐き気・めまい・頭痛の予防及び緩和」で、抗ヒスタミン剤や副交感神経遮断剤という成分が配合されています。抗ヒスタミン剤は、鼻炎薬やかぜ薬などにも用いられる成分として知られていますが、吐き気止めの効果もあります。嘔吐は、ヒスタミンが嘔吐中枢を刺激することで起こりるので、抗ヒスタミン剤で吐き気や嘔吐が抑えられます。副交感神経遮断剤は、自律神経の興奮を抑えることで乗物酔いの症状が起こりにくくする働きがあります。お薬のタイプも様々なバリエーションがあり、水なしで服用できるチュアブルやドリンクなどの剤型で選ぶことができるほか、お薬の効果の持続時間の違いで選ぶこともできます。また、乗物酔いは、子供に起こりやすいこともあり、3才から服用できる製品も多く発売されています。用途に応じて薬剤師や登録販売者にご相談されるといいでしょう。

最後に、乗物酔いにお困りの大人の方へのご注意です。
大人になっても、しかも十分な乗物酔い対策を講じているのに乗物酔いを起こす方は、乗物酔いではない可能性があります。一度、病院で耳や目、脳などの検査をされると安心です。その他、40~50代になってから急に、しつこく乗物酔いが続くようなケースも要注意です。他の疾患が潜んでいるおそれがありますので、医師の診療を受けられることをおすすめします。

乗物酔いは、視覚や嗅覚からの不快感や、ストレス・不安などの精神的因子も乗物酔いに関与しているともいわれています。乗物酔い対策として、今回ご紹介した理にかなったものはもちろんですが、案外、効果が実証されていないような‘おまじない’であっても、「大丈夫」と自己暗示にかけることも意味のあることかもしれません。ご自身に合った乗物酔い攻略法で、楽しいお出かけにしてください。

                                      ケンコーコム薬剤師 坂本由美子