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ホーム > 健康トピックス > ~制酸薬~

皆さんは、「制酸薬(せいさんやく)」と呼ばれるお薬の存在をご存知でしょうか?胃腸薬の一種です。アルカリ性の成分が強い酸性の胃酸を中和するというお薬です。今回は、制酸薬をピックアップしました。

胃酸は胃液に含まれる消化液で、胃内を酸性に保ちます。また、食物を消化したり、食物と一緒に体内に入ってきた様々な菌を殺菌する働きがあります。一方、胃酸濃度が高くなると、胸やけやげっぷのほか、口にすっぱいものがこみ上げてくるような不快な症状を引き起こすことがあります。このような症状を楽にしてくれるのが制酸薬です。ちなみに、口にすっぱいものがこみ上げてくる症状を呑酸(どんさん)といいます。


胃酸分泌を高める食べ物として、香辛料や酢やオレンジジュースなどの柑橘系の刺激物、紅茶・コーヒー・緑茶などのカフェイン、炭酸飲料などが挙げられます。また、脂肪分の多い食材や油を多く使用した料理、ゴボウやパイナップルなど繊維の硬い野菜や果物も胃での消化に時間がかかり、食物が胃にとどまる時間が長いため胃酸の分泌量が増加します。胸やけやげっぷ、呑酸の症状が起こりやすい方は、食べ物にも注意してみてください。
それでも症状が出てしまったら、制酸薬の服用をご検討いただけます。制酸薬の成分には数種ありますが、即効的に胃酸を中和するものがほとんどです。特に、炭酸水素ナトリウムは最も即効性があり、服用時のスッキリ感に定評のある成分ですが、その作用時間は非常に短いという特徴があります。また、炭酸水素ナトリウムが胃酸を中和する際に炭酸ガスを発生するため、その炭酸の刺激で胃酸分泌が促されるというリバウンド現象が起こる可能性が指摘されています。作用時間が継続する成分としては、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムが代表的です。


<制酸剤の種類>
■炭酸水素ナトリウム
■沈降炭酸カルシウム
■メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
■合成ヒドロタルサイト
■ケイ酸アルミニウム
など


胃酸が引き起こすトラブルに対処する医薬品としては、H2ブロッカー薬を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。制酸薬はすでに分泌された胃酸を中和することで不快な症状を改善するお薬で、即効性があります。一方、H2ブロッカー薬は胃酸を中和する働きはなく、胃酸の分泌そのものを抑制するお薬で、徐々に効果をあらわし制酸薬よりも長時間作用するという違いがあります。


胃酸の分泌状況を自分自身で確認することはできません。また、胃酸に起因する不快な症状も個人差があります。これまで、制酸薬とあわせて胃酸が過剰である場合について述べてきましたが、胃酸の分泌が低下することに起因する胃の不調もあります。胃酸の分泌が低下すると、消化機能が低下して胃もたれや下痢、食欲不振などの症状があらわれます。胃酸が過剰な場合でも減少している場合でも似たような症状があらわれるため、注意が必要です。また、胃酸分泌の低下は、老化現象のひとつとして加齢とともに頻度が増すといわれていますが、その背景に胃がんや貧血などの疾患が関与している可能性もあります。お薬購入時には薬剤師または登録販売者にご相談されることをおすすめします。

                                      ケンコーコム薬剤師 坂本由美子