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ホーム > 健康トピックス > ~健胃薬~

今回は「健胃薬(けんいやく)」を取り上げました。健胃薬は胃腸薬の一種ですが、その名の通り胃を健やかにするお薬で、消化液の分泌を促進して胃の機能を高める働きがあります。健胃薬を構成する成分の多くは、生薬(しょうやく)と呼ばれるものです。生薬とは、植物や動物などの天然物をそのまま、あるいはその一部やエキスなどを乾燥させるなど簡単な加工を施したものをさします。健胃薬として用いられる生薬は、健胃生薬(けんいしょうやく)と呼ばれます。

健胃生薬はその生薬の特徴から、苦味のある「苦味(くみ)健胃薬」と香りのある「芳香性(ほうこうせい)健胃薬」の2つに大別されます。味や香りの刺激で胃の働きを活発にします。食べ過ぎや飲みすぎによる「胃もたれ」はもちろん、暑さで食欲がない時などにも有効です。ここでは、健胃生薬の一例をご紹介します。

<苦味健胃生薬>

■ゲンチアナ
リンドウ科リンドウ属の植物。生薬としての使用部位は根と根茎。秋に地上部が枯れるころ、根茎と根を掘り取り、水洗いして天日で乾燥したもの。特異なにおいがあり、味は初め甘く、後に残る苦味がでます。苦味成分が、胃液や胆汁液の分泌を促進し、消化を助けます。

■センブリ
リンドウ科リンドウ属の植物。生薬として使用するのは、開花期の全草(花、葉、茎、根などの植物の全ての部分)。その名称は、千回振り出しても(煎じても)まだ苦味が残っているということに由来するといわれます。「良薬口に苦し」の代表とされ、生薬名として“当薬(とうやく):当(まさ)に薬(くすり)”とも呼ばれます。消化不良に効果的で胃の調子をよくする他、下痢や腹痛などにも効果があります。また外用剤として育毛効果を目的として頭皮に塗布する場合もあります。

■オウバク
ミカン科キハダ属の植物。生薬としての使用部位は周皮を除いた樹皮で、有効成分ベルベリンを含みます。オウバクは黄柏と書き、ベルベリンの黄色に由来します。味は極めて苦く、その苦味が健胃によいとされています。

■オウレン
キンポウゲ科オウレン属の植物。生薬としての使用部位は根をほとんど除いた根茎で、有効成分ベルベリンを含みます。オウレンは黄連と書き、ベルベリンの黄色に由来します。味は極めて苦いです。有効成分のベルベリンは抗菌作用もあるといわれており、下痢をおさえる目的で使用されることもあります。
など


<芳香性健胃生薬>

■ケイヒ
クスノキ科クスノキ属の植物。生薬としての使用部位は樹皮または周皮の一部を除いたもの。特異な芳香があり、味は甘くて辛い。ニッケイやシナモンとも呼ばれます。
神経性胃炎や胃酸過多などに効果があります。またシナモンの甘くてスパイシーな香りは、食欲増進に効果があり世界中の料理にも使われています。

■ウイキョウ
セリ科ウイキョウ属の植物。生薬としての使用部位は果実。特異な香りと甘みがある。香辛料としてフェンネルとも呼ばれ、芳香性の香りが食欲を増進させます。また、ウイキョウは、お腹にガスがたまっているときのガスをを取り除く作用もあります。

■チョウジ
フトモモ科フトモモ属の植物。生薬としては開花前のつぼみを使用。強い特になにおいがあり、味は舌を焼くようで、後にわずかに舌を麻痺する。香辛料としてクローブとも呼ばれます。


食欲のないときでも、香ばしいカレーの香りをかぐと、案外おいしく食事ができた・・・という経験はありませんか?これは、香辛料としても用いられるこれらの生薬により、食欲が増進されるうえに、健胃薬の成分(特に芳香性健胃薬)で胃腸の働きが活発になるためです。
健胃薬は、その薬効をあらわすためには、香りや味が重要なポイントになります。可能であれば、オブラート等に包まずにそのまま服用されることをおすすめします。

今年の夏は全国的に記録的な暑さのようですが、夏バテ防止に、このような健胃薬を上手に利用しながら、暑い夏を乗り切りましょう。

                                      ケンコーコム薬剤師 坂本由美子