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ホーム > 健康トピックス > ~おなかの痛みどめ「胃腸鎮痛鎮痙(けい)薬」について~

頭が痛い、歯が痛い・・・など、体のどこかが痛い時には、いわゆる「痛みどめ」を選ぶことでしょう。この「痛みどめ」は、解熱鎮痛薬という分類のお薬で、その効能は「頭痛、歯痛、月経痛(生理痛)、神経痛、関節痛、腰痛、肩こり痛、咽頭痛、耳痛、抜歯後の疼痛、筋肉痛、打撲痛、ねんざ痛、骨折痛、外傷痛の鎮痛」と幅広いのが特徴です。頭痛や歯痛、生理痛、のどの痛みも基本的には同じお薬で対応できます。ところが、腹痛やさしこみ(腹部の激痛や疝痛)といった痛みに対しては、有効ではありません。おなかが痛い時には、胃腸鎮痛鎮痙(けい)薬を選ぶといいでしょう。

胃腸鎮痛鎮痙(けい)薬とは、文字通り胃腸の「痛み」と「痙攣」を鎮めるお薬です。胃腸鎮痛鎮痙薬には、主に自律神経である副交感神経の働きを遮断する副交感神経遮断剤や局所麻酔剤などが配合されています。副交感神経遮断剤には、ジサイクロミン塩酸塩、ブチルスコポラミン臭化物、ヨウ化イソプロパミド、ロートエキスなどがあります。これらの成分は、単におなかの痛みを緩和するというだけではなく、副交感神経(自律神経のひとつ)の働きを抑制する働きがあります。局所麻酔剤には、アミノ安息香酸エチルやオキセサゼインといった成分があります。局所麻酔剤は、目的とする部位のみに麻酔をあらわすため、痛みの緩和に用いられています。

ここで、自律神経について簡単に解説しておきます。自律神経は、個人の意志とは無関係に作用する神経で、唾液や涙の量、胃腸の動き、血圧など消化器・血管系・内分泌腺・生殖器などの機能を促進したり抑制したりして調節する神経です。また、自律神経は体を緊張・興奮状態に保つ「交感神経」と、体を休息・リラックス状態に保つ「副交感神経」が状況に応じてバランスをとりながら、体の機能を調節しています。

腹痛やさしこみは、おなか(消化器)の過度な動きや痙攣によるものが多く、おなか(消化器)の活動性は、副交感神経の緊張がもたらします。そのため、おなかの痛みには副交感神経の働きを抑制する副交感神経遮断剤という成分が用いられるのです。
ところが、副交感神経はおなかの動きだけを調節しているわけではないので、副交感神経遮断薬の服用によって、全身にその影響があらわれます。場合によっては、副作用につながることもあります。例えば、唾液の分泌量が減少して口がかわいたり、瞳孔が広がって目がかすんだり、まぶしさを感じたりするといったことが考えられます。

脂汗の出るような激しい腹痛、おなかがさしこむような痛みには、胃腸鎮痛鎮痙薬が大変有効です。このような腹痛に遭遇した際は、医師の診療の必要性も含めて薬剤師や登録販売者にご相談ください。

                                      ケンコーコム薬剤師 坂本由美子